勝ち点60の6位・京都の結果にかかわらず、勝ち点45の12位・千葉と13位・長崎は勝利をつかまなければ6位以上、J1昇格プレーオフ進出の可能性が潰える。つまり、勝つことでしか延命することはできない状況下で、試合開始の笛が鳴り響いた。
その一戦で先手を取ったのは千葉。序盤からハイプレスで相手を凌駕し、幾度となくゴール前に迫った。しかし、「シュートまで持っていけなかった」と長澤が嘆いたように、得点を奪うまでには至らない。
対する長崎は前半を耐え切ると、後半に反撃を開始。62分に宮本をボランチへと送り込んで[3-5-2]から[3-4-2-1]の布陣に変更すると、序盤の苦戦が嘘のように選手たちが躍動しはじめる。しかし、こちらも決定機までは作り出せず。互いに決め手を欠いたまま試合終了の笛を聞くこととなった。
両者とも今季の最大の目標、J1昇格は成し遂げられなかった。しかし、互いに来季に向けて光明を見いだした点はプラス。千葉はルーキーの岡野、2年目の乾がそろって2試合連続先発出場。まずまずのプレーを見せ、今後に期待を抱かせた。
対する長崎は苦しい時間を耐えると、後半に修正力の高さを発揮。「耐えられたことはポジティブに捉えられる」と大久保択生も話し、チームは手ごたえを得た。今季も残りはわずか。来季の戦いを考えれば、互いに収穫を得たゲームだったことは間違いない。(松尾 祐希)