アグレッシブな姿勢を見せた熊本。連動した守備と3トップで札幌に快勝
ここ3試合勝ちがなく、まだ厳しい状況を抜け出せない熊本が、首位の札幌をホームに迎えた一戦。前節の[4-4-2]から再び[4-3-3]に戻した熊本に対し、札幌は「突破力のある選手を使うことで、相手の組織的な守備を崩したい」(四方田監督)という狙いで、都倉、内村、上原慎也を前線に配置。また3バックの右には永坂、右アウトサイドには前貴が先発した。
序盤からペースを握ったのはホームの熊本。平繁、清武、齋藤の3トップが積極的にプレッシャーを掛け守備のスイッチを入れると、中盤から後ろもそれに連動。この2試合、相手の長いボールに押し込まれるケースが多かった点も修正して全体のラインを高く保ち、ショートカウンターからチャンスをうかがう。すると11分、齋藤が抜け出して得たPKを清武が決め熊本が先制。その後もアグレッシブな守備で札幌に形を作らせず、1点リードで折り返した。
後半立ち上がりからは札幌もボールを動かすテンポを上げたが、前線に収まらずフィニッシュまで持ち込めない。逆に熊本は65分、左サイド深い位置から片山が送ったクロスを平繁がニアで合わせてリードを広げる。追う展開となった札幌の四方田監督は70分、永坂と前寛に代えて神田とジュリーニョを送り出し、システムも変更。しかし熊本も74分、巻と岡本を入れて、齋藤の突破などから追加点を狙う。
終盤には札幌が押し込み、84分には途中出場の菅が決定機を迎えるなどチャンスも作ったが、6分と長めに取られたロスタイムも熊本が守り切って4試合ぶりの勝利。15位に浮上した。
シュート5本に終わった札幌は、首位の座こそ守ったものの今季初の連敗で3試合未勝利。2位・松本、3位・清水との勝ち点差はさらに縮まっている。(井芹 貴志)