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[G大阪]“新居”での名誉挽回のチャンスは残された/特集・それぞれのホーム最終戦

2016/11/2 14:36


 クラブにとって悲願だった新スタジアムが完成。最高のサッカー観戦環境に華を添えるべく、ACLやリーグタイトルの奪回を目指したG大阪にとっては、寂し過ぎるホーム最終戦だった。26,003人の観衆が見守った新潟戦後に行なわれたセレモニーは、今季のG大阪を象徴するものだった。
 長谷川監督の就任後、ホーム最終節を“終戦”した状態で迎えるのは初めてのことだ。過去3年は指揮官の挨拶で沸いたり、歓声が飛んだりしたが、今年はゴール裏の一部からブーイングが聞こえる状態だった。
 2ndステージでは第14節で浦和との直接対決に敗れる(0●4)まで、優勝争いに絡み、ルヴァンカップでは3年連続の決勝進出を果たすなど、常勝軍団としての意地は見せてきた大阪の雄だが、ビッグクラブを自認するG大阪にとって、評価対象はあくまでもタイトルの数。
「スタジアムが変わってはじめのうちは景色がだいぶ変わって、芝生の長さも少し変わり、慣れるまで時間がかかってしまった」(長谷川監督)。皮肉にも待望の“新居”になじむのが遅れ、1stステージで出遅れたり、下位相手に取りこぼしたりしたことが、不本意なリーグ戦の成績につながった。
 もっとも、幸いなことにG大阪にはまだ、ホームで有終の美を飾るチャンスが残されている。前人未到の大会3連覇を目指す天皇杯の決勝の舞台は、奇しくも市立吹田サッカースタジアム。寂しげなセレモニーで唯一沸いたのが遠藤の力強い言葉だった。
「元旦(元日)、予定を空けておいてください」
 まだG大阪の今季は終わっていない。(下薗 昌記)

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