開始4分の1点が勝負を分ける。磐田、自力で残留
仙台は、ホーム最終戦で勝利してウイルソンらチームを去る者を送り出すこと。磐田は、J1残留を決めること。それぞれに勝たなければいけない理由を抱え、ユアテックスタジアム仙台で激突した。
試合はいきなり4分に動いた。磐田がカウンターから直接FKを獲得すると、上田が左足で鮮やかなシュートを仙台ゴールに突き刺した。1st第17節の対戦(0●3)でカウンターから3失点を喫していた仙台は、戦前から「カウンターのリスクマネジメント」(富田)をポイントに挙げていたが、警戒していた形で先手を取られた格好になってしまった。
その後は1点を守ろうとする磐田が、徹底してカウンターを狙っていく。仙台はボールを支配して攻勢をしかけるも、シュートに持ち込める回数は磐田に劣るという、もどかしい展開が続いた。
仙台は後半から金久保を投入して、攻撃に変化をつける。早速47分にはハモン・ロペスが決定機を迎えるなど、仙台ペースで試合は進んだ。
61分にアダイウトンがゴール正面でヘディングシュートを打つ場面もあったが、GK関のセーブでゴールならず。以後も仙台が猛攻をしかける展開が続き、67分には西村とパブロ・ジオゴを同時に投入して、攻撃にさらなるひと押し、ふた押しを加えた。
仙台は72分にパブロ・ジオゴのパスを受けて西村が1対1の場面を迎えたものの、シュートは枠をとらえられず。85分には敵陣右サイドでFKを獲得したが、三田のキックは上に外れた。
その後も仙台の猛攻は続いたが、選手交代でさらに守りを固めた磐田は崩れず。勝ち点3を手にした磐田が、自力でJ1残留を決める結果となった。(板垣 晴朗)