終盤にきて連敗を喫した熊本。勝ち点の近かったライバルが残留を決める中、今節は自力でJ2残留を決めることはできなかった。札幌を下した前々節(2◯0)では攻守両面で狙いを表現して完勝。その流れで連勝を目指した前節の松本戦(0●1)は、相手の強みをある程度は抑えながら、一瞬のスキを突かれて高崎にゴールを許し、今節は入りの15分で勝負を決められた。
「やられてから勢いがつくようでは絶対に上にはいけない。立ち上がりから強い気持ちで入らなければいけない」と村上。前半途中に布陣を変えて以降は京都の攻撃をうまく抑え、逆にチャンスも作れていただけに、フワッと入ってしまった序盤が悔やまれる。残り2試合、熊本にとって課題となるのは、90分をとおしてプレーの質やメンタルを安定させることだろう。
今節、讃岐、北九州、金沢が敗れたことで残留の可能性が少しだけ高まったとも言えるが、次の相手は横浜FCを下して(2◯0)勢いに乗る19位・岐阜。得失点差が大きく開いているため、敗れて勝ち点で並ばれても順位で抜かれることはないが、仮にこの試合を落とした場合、最終節まで残留を確定できなくなる恐れもある。
「ホームの最後はみんなで笑って、『キツかったけど乗り越えたね』と言って、終わりたい」と巻。岐阜との前回対戦(第20節・3◯2)は、試合終盤に点の取り合いを制して勝ち切るという劇的な展開だった。ホーム最終戦となる次節、90分をとおしたマネジメントでJ2入り同期のライバルに勝ち、自力で残留を決めなくてはならない。(井芹 貴志)