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[天皇杯]選手交代が奏効。まだ続く大宮史上最高のシーズン/大宮×横浜FC 天皇杯4回戦マッチレポート

2016/11/11 6:00


Photo: Getty Images
 リーグ最終戦・FC東京戦(0●1)から6人を入れ替えた大宮と、リーグ前節・岐阜戦(0●2)から先発全員を入れ替えた横浜FC。横浜FCはシステムも[3-4-2-1]に変更しており、両者とも普段とはやや違う形での戦いとなった。
 先に主導権を握ったのは、ルヴァンカップなどでもこのメンバーで戦った経験が豊富な大宮。特に序盤はネイツ・ペチュニクのポストプレー、清水の裏抜けをシンプルに使い、個の優位性を生かしながら横浜FCに脅威を与えていた。20分過ぎからはサイドを起点にペナルティーエリア内に立て続けに侵入し、決定機を創出した。
 しかし決め切れずにいると、徐々に攻撃の勢いに陰りが見えるようになる。ハーフタイムを挟むと、その傾向はより顕著になった。「前半は(シンプルなプレーが)ある程度あったが、後半はボールを持っても良いところにパスを出そうという意識があってシュートまでいけていなかった」と渋谷監督。横浜FCが引いてブロックを構える中、余裕を持ってポゼッションできるがゆえにシンプルさを欠く攻撃になっていた感は否めない。清水は「つなげてしまうのでキレイにやろうとし過ぎた」と認める。
 状況を打開したのは選手交代。特に「スペースがない中でも(DFの)後ろに走ろうとは思っていた」という家長の投入は展開に大きな影響を与えた。横浜FCが引いた状態でも、「そのスペースに誰かが入らないと始まらない」と積極的にランニング。そして89分、抜け出しから横浜FC・大久保のハンドを誘ってPKを獲得すると、自ら沈めて試合を決めた。
 殊勲の背番号41は「今季のこのメンバーでやれるのもあと少し。毎年、チームは変わっていく。一つでも多くできればと思っている」と語った。大宮史上最高のシーズンとなった今季、有終の美を飾るための戦いはまだ続いていく。(片村 光博)

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