今年最後の試合は大一番。負ければ2位争いからも後退
16年最後の代表戦。日本にとっては、ロシアW杯行きを左右する重要な試合となった。相手は現在グループ首位に立つサウジアラビア。ここまで3勝1分の無敗と勢いに乗り、日本が初戦で敗れたUAEにも3-0と完勝している。ここ数年は低迷していたが、90年代以降は日本や韓国とともにアジアをけん引していた中東の雄。難しい相手であることは間違いない。
万が一サウジアラビアに敗れれば、首位とは勝ち点差6にまで広がる。さらに今回はライバルの豪州やUAEがグループ下位国と対戦。場合によっては、日本は2位とも勝ち点4差になってしまう可能性もある。1勝では届かない差は、今後の予選展開を考えると苦しいと言わざるをえない。来年3月から再開される予選5試合のうち、中東でのアウェイ戦を3試合残すという日程を考慮しても、確実にこのホーム戦でサウジアラビアを叩いておく必要がある。
日本は11日の親善試合・オマーン戦後、埼玉に移動し試合に向けて準備を進めてきた。そんな中、13日の非公開練習では、関係者の話をまとめると本田圭佑と香川真司、そして岡崎慎司の3人が主力組から外れたという。これまで長年日本の看板選手としてプレーしてきた攻撃陣。しかし、本田はコンディション低下、香川は足首の負傷と清武弘嗣の台頭、そして岡崎はオマーン戦で活躍した大迫勇也の存在が影響し、この勝負のサウジアラビア戦でそろってベンチスタートになる可能性が出てきている。
指揮官はサウジアラビア戦を前に、主にDF陣への指示を増やしている。相手の得点源となるセットプレーを防ぐために無用なファウルは避ける、ボール回しもDFからテンポ良く展開するなど、攻守ともに守備陣の振る舞いがこの試合を作っていくことになる。先発メンバー、試合内容、そして結果。すべてに大きな注目が集まる一戦。日本は、負けられない。(西川 結城)