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[天皇杯]死闘を制した川崎Fが8強進出/川崎F×浦和 天皇杯4回戦マッチレポート

2016/11/15 6:00


Photo: Getty Images
三度追い付いた川崎F。PK戦の末、浦和を下す

 浦和はビルドアップの際、“あり得ない”ミスを連発。逆にそのミスを突いて幾度もカウンターの場面を作った川崎Fも、自分たちの特長であるゴール前の精度を出し切れず、前半は0-0で折り返した。
 互いの攻撃面における“精度”は決して高くなく、これまでの同カードを思い返してみても、今回の対戦は決して面白い内容ではなかったかもしれない。しかし、一発勝負のトーナメントという形式が生み出す勝利への執念が、試合を次第に白熱させた。
 均衡を破ったのは浦和。71分、森脇のロングパスを受けた興梠がGKチョン・ソンリョンの判断ミスを突き、無人のゴールへ流し込んだ。この先制点を皮切りに、互いが勝利への思いをぶつけ合う。86分には大久保がPKを沈め、同点。その2分後には、興梠が左サイドから上げたクロスを中央で李が合わせる。これはGKチョン・ソンリョンが好セーブで防ぐも、そのはね返りが登里に当たりまさかのオウンゴールに。この瞬間、浦和の勝利を確信した者が大多数だっただろう。しかし、あきらめない川崎Fは後半ロスタイム、登里が左サイドから鋭いクロスを送ると、ファーサイドで受けた森本がGK大谷との1対1を冷静に沈めて再び同点とし、延長戦へ持ち込んだ。
 浦和は延長前半の97分、青木のゴールで三度川崎Fを突き放したが、川崎Fはそれでも下を向かない。延長後半の117分、三好が上げたクロスを板倉が落とすと、これをエドゥアルドが頭で合わせて、またも同点に。そして、勝負はPK戦で決することになったが、ここで力を発揮したのが復帰戦となったGKチョン・ソンリョン。2番手であるズラタンのシュートを完璧に読んで止めると、続く興梠のシュートは左ポストに直撃。対する川崎Fは全員が成功させ、激戦を制し3年ぶりのベスト8進出を決めた。(竹中 玲央奈)

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