■FC岐阜
大一番で求められるのはアグレッシブな姿勢
運命の最終節、J2残留の条件はシンプルだ。他会場次第では引き分け以下でも残留の可能性を残す20位・岐阜だが、勝てば自力での残留が決まる。
「勝ちを目指す中での引き分けや負けは仕方がないけど、守りに入っての引き分けや負けが一番良くない」と選手たち。守備から入る戦いはこれまでと同じだが、“失点したくない”という弱気の虫からじり貧を招く展開は避けなければいけない。ゴールに向かう。攻撃の時間を作る。前から積極的に奪いに行く。ボールホルダーに寄せる。攻守ともに自分たちからしかける、アグレッシブな姿勢が不可欠だ。
もちろん東京Vの対策は行うし、他会場の戦況次第では勝ち点1を狙うべきケースも出てくるが、あるべき姿は、勝ち点3に向かって自らのサッカーに集中するという姿。最終的な結果がどうなろうと、その結果が1年間やってきたことの証だ。難波が「ここまでやって駄目なら仕方がないと、まずはそう思える試合にしないといけない」と言うように、残留の二文字にとらわれ過ぎずに平常心で試合に臨み、ホームの力も借りて“いま持てる力”を尽くせばいい。
「とにかく良い試合がしたい」と難波。泣いても笑っても残りは1試合、結果はあとから付いてくる。(村本 裕太)
■東京ヴェルディ
今季の集大成を披露し、来季への糧にする
前節・C大阪とのホーム最終戦(1●2)は必勝を期して臨んだが、開始早々にビハインドを背負うと、後半には得点を奪いに前へ出たところを突かれて失点。ボールポゼッションや攻め込む時間こそ相手を上回ったが、「今季を象徴するような勝ち切れない試合」(平)で連敗を喫した。
しかし、他会場の結果により来季のJ2残留が確定。スッキリしない状況ではあるものの、大きな重圧から解放されたことは間違いない。苦しいシーズンではあったが、今季を意味ある1年だったとするためにも、この最終節は「やっぱり勝って終わりたい」(高木大)ところだ。
一方で、今節対戦する岐阜はJ3降格阻止のために勝利が欲しい状況。当然、相手は背水の陣で挑んでくるだろう。
ただ、このシチュエーションは東京Vにとってもプラス。「消化試合のような雰囲気ではないし、変にだらける試合にはならない」とGK鈴木椋大が言うように、必死になって戦う相手に対して、東京Vは真っ向勝負で立ち向かうだけだ。
積み上げてきた1年の成果を見せる最終節。今季の集大成を披露し、来季への糧とする。(林 遼平)