■愛媛FC
前節は京都相手にハードワークで上回り、成熟した試合運びでウノゼロ。その勝利は今季ここまでに積み上げてきた成長を物語るものだった。そして、この最終節は2年間の“木山・愛媛”の集大成を見せる試合となる。攻守両面でアグレッシブさを貫き、相手にひるむことなく最後の最後まで走り切る覚悟はできているはずだ。前節、松本を撃破して(2◯1)勢いに乗る町田が一筋縄ではいかない難敵であることは間違いないが、愛媛は4バックの相手に対してシステム上のミスマッチを突くプレーを得意としている。(松本 隆志)
■FC町田ゼルビア
真価が問われる町田。6位浮上の可能性
一巡目の対戦で敗れた相手との“ラスト3”は、北九州、松本を連破し、2連勝。仮に今節勝利し、岡山が負ければ、J1ライセンスを所有していないためJ1昇格プレーオフには参戦できないが、6位フィニッシュという目標も達成できる。
前回対戦(第19節・0○1)では、愛媛の2シャドーが町田の攻撃の起点であるSBのビルドアップを遮断することで町田を機能不全に陥れた。愛媛による“新手の町田対策”を前に、チームは成す術なく敗れた。
「ボール保持の過程でのロストから攻められたのがポイントだった」と試合後にリ・ハンジェが振り返ったが、町田にとって不得手であるポゼッションから崩す展開に持ち込まれたことも敗因だった。
“策士”木山監督は、また新たな町田対策を施してくるに違いない。しかし、相馬監督は愛媛の十全な対策を乗り越えるために必要なこととして、“精神的優位性”を挙げた。J2で41試合、揉まれてきたチームは決して動じないメンタリティーを身に付けつつある。相手の対策をタフに凌駕し、町田が“3連勝フィニッシュ”にふさわしいチームかどうか。その真価が問われる最終節だ。(郡司 聡)