リーグ最終節を前に4位でのJ1昇格プレーオフ進出が確定しているC大阪。今節の熊本戦は、勝って3連勝でシーズンを終えること、攻守に質を高めて自信を付けること。この二つがミッションだった。
攻撃に関しては、前節・東京V戦(2◯1)で24試合ぶりに先発した柿谷を組み込んだ崩しの形が焦点となる中、前半は熊本のプレスの前に思うように攻めることができない。
しかし、後半に入ると一転。全体で素早くアグレッシブな攻撃から何度もチャンスを作ると、裏に抜け出す動きや技巧的なトラップなど柿谷も本来の持ち味を発揮し始める。待望の先制点は80分。山口のクリアを田代が収めて酒本へパス。酒本がドリブルで運んで柿谷へクロスを上げると、胸でトラップした柿谷の落としを杉本が右足アウトで決めた。一連のカウンターは鮮やかだった。一方の守備は、前半の立ち上がりこそカウンターから齋藤や清武に裏を取られる場面もあったが、次第に安定。後半は攻から守への切り替えも速く、山口が狙いを定めてボールを奪う場面も見られた。
「我慢」(大熊監督)の前半をしのぎ、相手にチャンスを与えず何度も決定機を作った後半の内容は、J1昇格プレーオフにつながるものだった。(小田 尚史)