清水に敗戦を喫し、J1昇格を目の前で見せ付けられたホーム最終戦。試合直後に行われるはずのセレモニーだったが、歓喜に沸く清水のチームとファン・サポーターの一連のやり取りの終わりを待つという悔しさが残るものになった。
セレモニーでは2年連続でJ1昇格プレーオフ進出の期待感もなく終わった結果に対してブーイングが起こる場面もあった。そして、最終節を前に今季限りでクラブを去ることが発表されていた長島監督の挨拶も行われた。ヘッドコーチからの内部昇格で、今季就任した長島監督。監督として初めて采配を振るったシーズンは16勝9分17敗の勝ち点57で9位に留まり、J1昇格の可能性がある6位以内には1度も顔を出せなかった。しかしながら、後半戦だけの結果を切り取れば勝ち点35を挙げて5位タイの成績。最終盤に向かうにつれて右肩上がりとなったチームは首位相手にも逆転勝ちできる力を備え(J2第40節・2○1)、11月には遅ればせながら今季初の3連勝も挙げた。
セレモニーを締めくくったサンクスウォーキングでは尻上がりに好調になっていった姿を見せられたファン・サポーターから、長嶋監督の退任を残念がる声も聞こえた。(柏原 敏)