Match 試合速報

J1昇格プレーオフ 準決勝
11/27(日) 15:30 @ ヨドコウ

C大阪
1
1 前半 0
0 後半 1
試合終了
1
京都

Preview 試合プレビュー

夕暮れ迫る大阪で輝くのは桜か、不死鳥か/J1昇格プレーオフ準決勝 C大阪×京都

2016/11/25 6:00

■セレッソ大阪
大きな代償を払って手にした教訓を生かすとき

 C大阪にとって2年連続で挑むこととなったJ1昇格プレーオフ。自動昇格の可能性がついえたのは、第40節・愛媛戦(1○0)の試合前だった。「そのときみんなで言っていたのは、『残り3試合を全部勝って、良い流れでプレーオフに向かおう』ということ」(清原)。誓いどおり、3連勝で締めた前節のリーグ最終節の試合後には、選手のみでの決起会も開かれた。「東京で試合があったU-23の選手も合流して」(中澤)行われた会では、あらためてJ1昇格へ向けてチームが一つになって戦うことを確認し合った。締めの挨拶は、チーム最年長の玉田だったという。
 思えば、昨季の終わりであり、今季の始まりでもあったのが、福岡と争った昨季のJ1昇格プレーオフ決勝(1△1)。玉田が挙げた先制点を守り切れず、87分に同点に追い付かれて涙を流したあの一戦だ。肩を落として座り込む背番号20の姿はいまでも脳裏に焼き付いている。「1年間やってきて、昨季のの教訓を生かせるかどうか。そこが問われている」(大熊監督)。指揮官の言葉は、監督自身を含めたチームに関わる全員に向けられている。
 愛媛と対戦した昨季のJ1昇格PO準決勝(0△0)では、引き分けながらも年間上位の強みを生かして決勝進出を果たした。ただし、今季はリーグ戦から含めて4連勝で勢いをつけて決勝に臨むためにも、今季、リーグ戦と天皇杯を合わせて五分の戦い(1勝1分1敗)を演じてきた京都に勝って進みたい。もちろん、相手に先制されないためにきちんと守備から入ることも重要で、刻々と変化する試合状況に応じた戦い方を頭に入れる必要がある。しかし、受け身の戦いをするつもりは毛頭ない。J1復帰へ。その第一関門となる京都戦。「相手よりも強い気持ちで勝つ」(キム・ジンヒョン)。桜の誇りを懸けた戦いだ。(小田 尚史)

■京都サンガF.C.
大一番を前に攻守のバランスは今季最高の状態

 8月の終わりから9月にかけて、京都は今季で最も苦しい時期を過ごした。戦術の土台となる組織的な守備ブロックは安定していたものの、エスクデロ、堀米へのマークが厳しくなり、個の打開力に頼りがちだった攻撃が機能不全に陥った。第30節・札幌戦(0△0)以降は5試合連続ノーゴールという泥沼を味わう。
 ゴール欠乏症の処方箋として石丸監督が提示したのは“奪ったあとの縦へのスピード”。それにあわせ、中盤の要だった佐藤に代えて期限付き移籍で獲得した吉野を起用するなど、陣容にもメスを入れた。シーズン終盤、その狙いが徐々に形になり始める。さらに、マイボール時に勇気を持って最終ラインを押し上げる意識付けが奏功する。ゴール前に人数を掛ける厚みのある攻撃が生まれ始め、選手間の距離が縮まったことで連係もスムーズになった。1点が遠かった2カ月前から、チームの状態は確実に向上している。
 上位対決でリスクをかけざるを得なかった第39節・清水戦(1●4)、6位以内が確定し、気の緩みが出た第41節・愛媛戦(0●1)の敗戦はあったが、最終節の長崎戦(2○0)は指揮官が「全体的にゲームをコントロールできていた」と話す納得の内容でレギュラーシーズンを締めくくった。
 J1への道に立ち塞がるC大阪は、リーグ屈指の戦力を擁する難敵だ。だが、堀米は「タレントぞろいという点では、ウチのチームも負けていない」と胸を張る。今季の3度の対戦ではすべて京都が先制し、唯一喫した黒星も延長戦にもつれこんだ天皇杯2回戦(1●2)。90分では1度も遅れを取っていない。
 今季最高の状態と言える攻守のバランスに手ごたえをつかんでいる選手たちは、C大阪が相手であってもひるむ様子はない。京都は1年の集大成を示すにふさわしい態勢で、J1昇格プレーオフに挑む。(川瀬 太補)

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