Photo: Atsushi Tokumaru
チャンピオンシップ(CS)決勝第1戦、浦和側に割り当てられた座席数はおよそ7千だがすでに完売。アウェイゴール裏は2階席まで浦和サポーターで埋め尽くされることだろう。とはいえ、そこは「魔物が棲む」と言われたカシマスタジアム。ホームの力でチームを後押ししたいところだ。
今季、カシマスタジアムでは微妙な空気が漂うことも多かった。2ndステージに入ってからホームで勝てなかったことが一番の理由だろう。特に終盤戦はホーム3連敗。試合ごとに、ピッチとスタンドが一体となって戦う特長は薄れていた。
しかし、天皇杯4回戦・神戸戦(2◯1)の前に一体感は復活した。CS準決勝・川崎F戦(1◯0)では圧倒的に少数ながら、気持ちを前面に押し出す応援で選手の背中を押したのである。
きっかけをつくったのは昌子だった。スタジアムに掲げられる『共闘』の弾幕に言及し、「(2nd第16節の)川崎F戦(0●1)の応援は残念だった」と言い切り、「鹿島は数々のタイトルを獲ってきたクラブ。それは選手もすごかったし、フロントもすごかったからだと思うけど、サポーターもすごかったからだと思う」と再結集を呼びかけた。
そして、天皇杯で一体感を取り戻し勝利すると、CS準決勝では「応援がすごかった。アップでピッチに出たとき鳥肌が立って、アドレナリンがぶわっと出た」(昌子)という応援が戻ってきた。
土曜日に行われる第2戦に比べ、平日19時25分キックオフという悪条件ではあるが、もう一度、ピッチとスタンドが一体となる戦いを見せたい。(田中 滋)