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ピンチにも驚異的な反応で立ちふさがった守護神
試合開始1時間前から降り始めた雨が強さを増す中、キックオフされたC大阪と岡山のJ1昇格プレーオフ決勝。C大阪は、準決勝の京都戦と先発11人を含め、まったく同じ18人がメンバー入り。対する岡山は、準決勝の松本戦で先制点を決めた押谷が体調不良で欠場。豊川が先発に名を連ねた。
試合開始からボールを握ったのはホームのC大阪。ソウザを中心にボールを回し、左SBの丸橋、右SBの松田も攻撃参加しながら攻め込むが、シュートは枠外で岡山の守備を慌てさせるには至らない。27分、丸橋から柿谷の落としを受けてソウザがシュートを放った場面が、前半、唯一の枠内シュートだった。守備に回る時間が長い岡山も、この展開は想定内。30分過ぎからは前に出ると、37分には、この試合岡山にとって1本目のCKから決定機。伊藤のキックに岩政がフリーでヘディングするも、左にそれた。
雨脚がさらに強まり迎えた後半。立ち上がり、攻勢に出たのは岡山。47分、矢島のパスから左サイドを破った三村がシュートを放つも、GKキム・ジンヒョンがセーブ。49分、片山のクロスに豊川が放ったヘッドは決定的な形だったが、ここも桜の守護神が驚異的な反応で死守した。試合が一気に熱を帯びると、52分だった。丸橋のCKにソウザがヘッドで合わせ、DFに当たってこぼれたボールを清原が押し込み、C大阪が先制に成功。桜色に染まったスタジアムが一斉に歓喜に包まれた。
J1昇格のためには2点が必要になった岡山も反撃。ロングスローも含めたセットプレーで押し込むが、C大阪の集中力も途切れない。76分、大熊監督は澤上に代えて山村を投入。中盤の守備を締めるとともに、相手のクロスをはね返す役割を持って山村はピッチに入った。岡山のパワープレーに対して最後まで体を張り続けると、1-0で試合は終了。C大阪が歓喜のJ1昇格を決めた。(小田 尚史)