Match 試合速報

J2・J3入れ替え戦
12/4(日) 12:30 @ 富山

金沢
2
1 前半 0
1 後半 0
試合終了
0
栃木

Column 試合後コラム

[栃木]1年でのJ2復帰ならず。最後に回ってきたツケ/J2・J3入れ替え戦 第2戦 金沢×栃木

2016/12/7 6:00

 無残な光景だった。第1戦を0-1で落とした栃木は第2戦でゴールを奪わなければならなかったが、しっかりとブロックを組む金沢の堅守に手も足も出なかった。縦パスを狙うも、出し手と受け手の呼吸が合わず、相手の守備の圧力を怖がるように後ろに下げてやり直し。そのやり直しの最中にパスを奪われてカウンターからピンチを招く。その繰り返しだった。34分のPK献上も拙攻によって受けたカウンターの流れから与えたもの。今季のJ3リーグ戦で堅守を武器に勝ち点を重ねた栃木だが、一方の攻撃はほぼ手付かずのままだった。その課題が土壇場の大舞台で顕著に露呈し、チームは虚しく散った。
 1年でのJ2復帰を掲げたシーズンだった。当初は横山監督が理想とする3バックの攻撃サッカーから始まったが、序盤5試合で3敗と黒星が先行すると、早々に守備重視の現実路線に変更。第10節・富山戦(1◯0)から10連勝を飾るも、内容は乏しかった。その大半はリトリートの守備からセーフティーに進め、セットプレーなどのワンチャンスで勝ち切るというもの。昨季J2を戦った選手たちの質があればそれでJ3は勝てた。内容の乏しさに相手から「これが首位チームなのか」と揶揄される試合もあったほどだ。しかし、それでも突き進んだ。1年でのJ2復帰が最低限の義務だったからだ。シーズンは進み、猶予は与えられず、致し方ない面もあった。
 それでも指揮官は選手の成長を第一に考え、夏場の中断期間には自分たちでボールを意図的に動かして攻撃する道も模索していた。しかし、中断明けの残り10試合で結果が出なくなるとそれも頓挫した。そして頓挫したツケが、最後の入れ替え戦第2戦の大事な局面で如実に出てしまった。試合後に指揮官は「栃木のあまり良くない部分が出てしまった」と肩を落としたが、こうなる想定もあったのだろう。
 栃木が土壇場でJ3優勝を逃したのはある意味必然だった。そして金沢は栃木にはっきりと現実を突き付けた。来季に向けた課題は明白である。(鈴木 康浩)

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