負傷者続出の中で光ったマネジメント
今季のJ1最優秀監督には川崎Fの風間監督を選出した。本紙平均採点では2位のペトロヴィッチ監督(浦和)を0.2ポイントも上回る『6.26』という高い数値を叩き出している。
今季、川崎Fは加入1年目ながらCBのポジションを確保した奈良をはじめ、多くの主力選手がけがに見舞われた。夏には大島と原川がリオ五輪出場のためチームを離脱。リーグ終盤には正GKのチョン・ソンリョンまで故障で欠く事態となった。それでも、川崎Fは大きく崩れることなく、クラブ史上最多勝ち点(72)を獲得。それは風間監督の丹念なマネジメントが生んだ結果だと言えるだろう。主力選手の穴を埋めた大塚や新井の活躍、そして三好、板倉、長谷川ら若手の台頭は決して偶然ではなく、愚直に積み上げてきたトレーニングの成果だ。
確かに今季の川崎Fはタイトルを獲得できなかった。1stステージは2位、2ndステージは3位、年間勝点は2位、そしてチャンピオンシップ準決勝では鹿島に敗れ(0●1)、またしてもあと一歩のところで涙をのんだ。しかし、風間監督の積極的な若手登用、大胆な選手起用が選手層に厚みをもたらし、チームの地力を高めたことは間違いない。