■大宮アルディージャ
積み上げを信じ過去最高記録へ
準々決勝・湘南戦(4◯2)は退場者を出した相手に延長戦まで持ち込まれたものの、総力戦で勝ち切って準決勝までたどり着いた。
天皇杯における大宮の過去最高記録は05年のベスト4。さまざまな記録を塗り替えてきた今季のチームなら、過去を乗り越えることも決して不可能ではない。05年当時はコーチを務めていた渋谷監督は「絶対に勝って決勝まで行きたい。05年はベスト4で敗れたが、川崎Fに勝つために良い準備をして向かっていきたい」と決意を語った。ここまでの積み上げを信じ、ブレることなく川崎Fにも挑む。
直近の対戦となるJ1・2nd第12節では3-2の勝利を収めた大宮。シーソーゲームをモノにした劇的な勝利だったが、試合後の乱闘未遂などもあって決して後味の良い試合ではなかった。文句の付けようがない勝利によって遺恨を取り除き、吹田スタジアムでの元日決勝に駒を進めたい。(片村 光博)
■川崎フロンターレ
攻撃の質の差を得点数で示したい
1カ月ぶりの公式戦となる準々決勝・FC東京戦で勝利を収めた川崎F。スコアは2-1だったが、点差以上の実力差を見せ付けて勝利できたことで、選手たちも充実感を味わい、大きな自信をひさびさに得ることができた。
ただ、その“差”を明確に数字で表すことができなかったのは気がかりであり、「仕留められなかった」(風間監督)、「タイトルを獲るチームはあそこ(終盤)でゼロに抑えられる」(谷口)と反省を語る。大宮戦では攻撃における質の差を数字で明確に出して、元日決勝へ駒を進めたい。
基本的には準々決勝のメンバーがベースとなるが、三好と登里をどう使うかが焦点になるだろう。J1・2nd第12節・大宮戦(2●3)では途中出場の三好が得点につながる働きを見せたが、そのイヤなイメージを与えるために同じように途中から使うのもアリだ。いずれにせよ、メンバーがそろいつつあるいまの川崎Fには攻撃面における期待感が非常に大きい。(竹中 玲央奈)