センターラインに即戦力。最大のトピックは中村俊輔
3年ぶりのJ1を戦った磐田は昨季、年間13位という成績を残した。「オレたちは現実的に2年間、J2で苦しい思いをして勝ち上がってきた。また、J1の舞台でプレーしていた人間もほとんどいない中でチームを構成し、山あり谷ありだったけど、結果的には良かったかなと思う」(名波監督)。
一方で、開幕当初から掲げていた『勝ち点40』には到達できず、36ポイントにとどまった。満足していてはいけないだろう。
「これがテッペンでないのはオレももちろん自覚している。クラブ体力も含めて、ここからどれくらい浮上していけるか」と指揮官は気を引き締めた。
補強が急務だったCBとセンターFWに即戦力を獲得。前者については神戸の高橋祥平を加えた。25歳ながらJ1、J2で200試合以上を経験しており、大きな戦力となることは間違いない。
センターFWには名古屋から川又堅碁を獲得し、核となることが期待される。昨季リーグ戦14得点を奪ったジェイが退団しており、川又はもちろん、2年目の小川航らほかのFW陣の成長も欠かせない。
その中で、最大のトピックはやはり中村俊輔の加入だろう。名波監督とは日本代表でともにプレーし、サッカー観を共有する間柄。100%の信頼の下でプレーできる。シーズンをとおして戦えるかは分からないが、上手にやりくりしながらチームに組み込めれば、歓喜を届けてくれるはずだ。
今季も『勝ち点40』が第一目標になる。そのためにも昨季噴出した課題の克服に努めたい。補強はまずまずの成果を挙げたのだから、現実を直視しながらチームを強化したいところだ。(青木 務)