Photo:Yuki Matsuo
昨年の12月25日〜29日の5日間にわたり、波崎ユースカップが開催された。年末恒例となっているこの大会の目的は来季の主力候補となる1、2年生たちに、実戦の場を提供することにある。21回目を迎えた今回は125チームがエントリー。実力を考慮した上で3つのカテゴリーに分かれ、それぞれ覇権を争った(35分ハーフ。カテゴリー3は30分ハーフで行われる)。その中で最上位のカテゴリーⅠには、夏の高校総体王者・市立船橋、同準Vの流経大柏、昨年度の高円宮杯U-18覇者・鹿島ユースなどが参戦。最終日に行われた決勝トーナメントには流経大柏、尚志、東福岡、興國が勝ち進んだ。
迎えた決勝は尚志を撃破した流経大柏と、興國を下した東福岡が顔を合わせることとなった。試合は立ち上がりから流経大柏のペース。前線からの素早いプレッシングと、球際の強さを生かしてゲームの主導権をつかんだ。一方の東福岡は連戦の影響で疲労の色が濃く、足が止まる場面が散見。攻撃を繰り出してもフォローが少なく、ボールロストする状況が続いた。しかし、互いに決め手を欠き、試合は70分で決着がつかず延長戦に突入。その中で先手を取ったのは流経大柏だった。78分に右サイドを打開したMF金澤哲流がゴール。これが決勝点となり、流経大柏が3年ぶり3度目の栄冠を手にした。
流経大柏の今回のメンバーには、この大会直前でAチームから落とされた選手が10名ほど含まれていた。指揮を執った齋藤礼音コーチは決勝戦後、「ほとんどの子が個人として一回り成長した。本当に大きい5日間だった」と振り返り、選手たちの発奮に手ごたえ十分の様子だった。また、MVPを取ったMF宮寺優斗は「選手権とかの大きな舞台で(力を)出せるようになりたい」と語り、来年度の選手権に挑むために、さらなる成長を誓っていた。(松尾 祐希)