Feature 特集

[補強分析]【清水】1年でのJ1復帰も、10番で主将の大前元紀が移籍

2017/1/14 6:00


動きの少ないオフ。大前らが移籍も、加入は二人
 レンタル組を含めて、GK、DF、MF、FWの各ポジションで複数名がチームを離れたが、原稿執筆時点で新卒をのぞく新加入はGK六反勇治と野津田岳人の二人だけ。こと補強分析となると、どうしても点数が低くなるのは理解していただけると思う。
 中でも“清水の10番”であり主将でもあった大前移籍の影響は計り知れない。昨季彼の挙げた18得点がごっそりと抜けるというだけでなく、昨季こそ負傷で長期離脱したものの、長年にわたりコンスタントに試合に出続けるなど、計算できる選手を失うことになった。また、本田を含めると15年、16年と、清水にとって激動のシーズンを支えた主将二人がいなくなるということでもある。
 ただ六反の加入はチームの大きなプラス要素になるだろう。昨季、最終的に長崎から緊急補強した植草がゴールを守るまで安定しなかったポジションは、これでしばらくは安泰だ。昨年9月30日に手術を行い、現在リハビリに励む西部を含め、ポジション争いも面白くなるだろう。
 動きの少なかったオフシーズンだが、小林監督は「チームが若くて、積み上げができてきているので(J1に)チャレンジできると思う」と話しており、昨季の戦い方で、ある程度J1でもやれる手ごたえはつかんでいるようだ。
 とはいえ、J1では14年の60失点、15年の65失点と2年連続でリーグ最低クラスだった守備陣が、どれだけ成長できているのか、さらに昨季J2で無敵を誇った攻撃陣がJ1でどの程度通用するのか、という不安はつきまとう。降格と昇格の両方を経験している選手が多数を占めており、選手の頑張りが試される。(田中 芳樹)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会