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[補強分析]【大宮】家長、泉澤移籍。スタイル継続も、新たな攻撃の形を/Jリーグ特集

2017/1/17 6:00


’’攻撃の軸は新加入の大前か。中盤、守備陣は安定’’

 今オフのテーマとなったのは、家長(→川崎F)と泉澤(→G大阪)の抜けた穴をどう埋めるか。いずれもスペシャルな能力を持つ選手だっただけに、特定の誰かに同じ役割を期待するのは得策ではない。ベースとなるスタイルは継続しながら、新たに加わった長谷川アーリアジャスール、大前元紀、瀬川祐輔といったやや毛色の違うアタッカーの特長をどのように生かすのか模索していくことになるだろう。
 現時点で可能性が高いのは、大前というリーグ屈指の得点力を持つストライカーの能力を引き出すところから逆算し、ポジションごとの役割を少しずつ整理していくこと。江坂や横谷などの適応能力の高い既存戦力とうまく融合することができれば、昨季の天皇杯でも課題となった“決め切る力”が向上することも期待できる。実際にシーズンが始まればまた違う道も見えてくるはずだが、いずれにせよ昨季の幻影を追うことなく、現有戦力の最大値を出すために何をすべきかにフォーカスしたい。
 茨田陽生の加入した中盤センターは、よりハイレベルな競争が繰り広げられることになりそうだ。昨季終盤に定着した横谷、大山のダブルボランチが基本線となるはずだが、茨田だけでなく長谷川もこの位置でプレー可能。うまくレベルアップにつながれば、チーム力のベースアップもかなうだろう。
 一方、最終ラインとGKは大きな変化を加えることなく、既存戦力プラス新卒の河面旺成という形で編成を終えた。ボランチとCBで安定したパフォーマンスを見せていた横山の札幌移籍は痛いが、若手の台頭に期待したいところ。後方が崩れなければ、中盤より前の再構築も落ち着いて進められるはずだ。(片村 光博)

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