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[鹿島]王者が本格始動。国内外のタイトルを狙うシーズン/Jジャーナル

2017/1/20 6:00


Photo:Atsushi Tokumaru
1年前とは見違える、どっしりと落ち着いたスタート

 あっという間のオフが終わり、新たなシーズンに向けた戦いが始まった。ひと足先に、10日から、若手と日本人の新加入選手がトレーニングを開始していたが、17日からチーム全員がそろって本格的に始動。天皇杯決勝で途中交代した山本はランニングからのスタートだったが、海外クラブからのオファーを待つ柴崎も含めた30人が顔をそろえた。
 最初のミーティングで石井監督は「全タイトルを獲りにいこう」と呼びかけた。国内タイトルはもちろんのこと、クラブとしては初となるACLを制し、今度はアジア王者としてクラブW杯に出場して世界の強豪と戦うことを目指す。
 その後、昨季から継続するファンクショナルトレーニングを手始めに、今季から16年ぶりに復帰した里内猛フィジカルコーチの指導の下、シーズン開幕に向けた練習を開始。初日は三角形を作ってのパス回しや鳥かごで終了した。
 だが、翌日からは“若手”と“主力”に分けて別調整。タイ遠征での2試合に備えて“若手”チームは早めの調整を進めていく。移籍加入組の金森健志、三竿雄斗もそこに入っており、まずはタイでのアピールからのスタートとなるだろう。“主力”の一人である昌子は「天皇杯決勝の翌日はまったく動きたくなかった」と振り返り、昨季終盤に蓄積した疲労の大きさをうかがわせた。ほかの選手も大なり小なり似たようなものだろう。それもあってか、新シーズンに向けて再集合したチームから、ひさびさにボールを蹴られる喜びを感じることはなかった。しかし、どっしり落ち着いた選手たちの様子は、1年前の始動とはまるで見違える。“J1王者”として迎える新シーズンではあるが、すでに“年間勝点3位”という目線を向けられながらクラブW杯と天皇杯で価値ある結果を残している。初日の雰囲気に、浮ついた雰囲気は皆無だった。(田中 滋)

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