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[補強分析]【鹿島】目指すは全タイトル制覇。本気度が表れた選手構成/Jリーグ特集

2017/1/21 6:00


優勝メンバーに的確な補強。2チームぶんの戦力確保

 昨季獲得した二つのタイトルは、王者である誇りと、自分たちにも常勝の血が流れていることを選手に自覚させた。今季も全タイトル制覇を目指していくが、その本気度は例年以上だろう。
 まず陣容にその意気込みが表れる。GKとCB以外は2チームぶんの戦力をそろえることに成功した。リーグ戦とACLが並行する過密日程を、質を落とさず戦うにはターンオーバーかそれに類するやり方が必要だが、この戦力があれば十分に賄うことができる。主将の小笠原でさえポジションを失いかねない充実ぶりだ。
 補強はいずれも的確。カウンターを引っ張れるペドロ・ジュニオールとレアンドロ、ボール奪取に優れたレオ・シルバの加入は、昨季終盤で身に付けた流れを読む戦い方をさらに鋭く変えるだろう。金森健志や三竿雄斗も、チームにプラスできる明確な武器を持っている。
 昨季の2ndステージは苦い経験となっている。チームの歯車がかみ合わなくなり、大きく成績を崩してしまった。2ステージ制であれば挽回のチャンスはあるが今季はそれがない。「力で勝てる戦力を集めた」(クラブ幹部)というのは、低迷のリスクを避けるためでもある。
 ただ、今後のスケジュールは不安を残す。タイで親善試合を二つ、宮崎ではニューイヤーカップが3試合。新メンバーにチーム戦術を浸透させたいが、試合ばかりでトレーニングを積む機会が少ない。
 また、十分な休養が得られておらず、昨季の疲労も抜け切っていない。けがを避けるためにも、タイ遠征は若手中心で戦うことになるだろう。(田中 滋)

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