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[補強分析]【鳥栖】タイトルへの意欲。移籍市場を賑わしたチャレンジ/Jリーグ特集

2017/1/21 6:00


外国籍選手を中心に開幕まで補強は終わらない


 スポンサーの資金援助を受け、早い段階からビッグネームの獲得に着手。今オフの移籍市場を賑わすメインキャストの一人となった。ただ、小林悠(川崎F)や森重真人(FC東京)、太田宏介(フィテッセ/現・FC東京)といった選手の獲得を目指すも、成功には至らなかった。報道で明らかにされたことによって失敗のイメージが付いたが、タイトル獲得のために補強でも積極的にチャレンジしたという見方もできる。
 ただ、「(われわれは)鳥栖という地で戦う組織。内部で競争ができ、1試合1試合に勝てる負けない心を持った選手を獲得するのは本当に難しいこと」と竹原稔社長が言うように、地方都市、クラブ規模という点は獲得交渉において大きなハンディキャップになったのは事実だ。その結果、始動日時点で21人という人数になったものの、モチベーターではないマッシモ・フィッカデンティ監督はそもそも余剰戦力を保有する志向は持っていない。最大でも25人程度を考えており、残りの数名は外国籍選手を中心に開幕までに補強する見込みだ。最大の懸案事項になっているGKを含んでいるため、その補強次第では補強満足度も80点を付けることができるだろう。
 マッシモ体制2年目を迎えるが、昨季途中から監督の意向を受けチームはスリム化。競争を重視し、チーム作りを進めてきた。昨季は戦術の浸透に時間を要したが、ベースができた状態で臨める今季は昨季のようにはならないだろう。人数が少ないぶん、常に“けが人”のリスクは伴うが、試合に絡むチャンスが多いぶん、競争、選手個々のモチベーションは高い。決して平たんな道のりではないが、地方都市でもタイトルを獲れる。その実現を本気で目指す。(杉山 文宣)

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