プレスがハマらず、リズムを崩した千葉
沖縄特有の海風の影響で強風吹き付ける中で行われたニューイヤーカップ沖縄ラウンド第1戦。キム・ジョンソン体制2年目の琉球は[4-2-3-1]の構成で昨季の主力メンバーが多く顔をそろえたが、富所はコンディション不良で先発から外れた。一方、新監督フアン・エスナイデル率いる千葉は[3-4-3]の新システムで臨み、10年ぶりに復帰の羽生と佐藤勇がダブルボランチを形成。また熊本から加入の清武が右ウイングで先発メンバ―に名を連ねた。
試合開始直後から千葉はアグレッシブなプレスでボール奪取を試みるも、巧みにかわす琉球に対しファウルを重ね波に乗れず。また前線中央の吉田をターゲットに周りを生かそうとするが、ボールが収まらず、相手の守備陣を慌てさせる要因に至らなかった。琉球は相手3トップと横に広がる中盤の間に生まれるスペースを生かし中央から攻め込む機会を得ると28分、左サイドの知念からのパスを受けた富樫がゴールネットを揺らし先制する。勢いに乗る琉球は、縦パスから千葉エリア内に侵入を試みプレッシャーを掛ける。すると45分、カウンターから才藤が比嘉に倒されPKを獲得。これを才藤自らが決め追加点を挙げた。
千葉はハーフタイムで8人の交代枠を使い切り、アランダがキャプテンマークを巻いて登場。システムも2トップに変更し臨んだが50分、途中出場の熊谷のバックパスが風に乗り、GK岡本がヘディングで処理を試みるも頭上を越えオウンゴールを献上。3-0と一方的な展開となる。その後も琉球は左サイドから濱田が強烈なミドルシュートを放つとクロスバー直撃。また、続けざまに才藤がエリア外から思い切りよくシュートを放ちゴールマウスを脅かし続ける。
J2の意地を見せたい千葉は65分、船山からのパスを受けた右サイドの菅嶋がゴールを奪い点差を詰めるも、その後スコアは動かず。琉球がニューイヤーカップ初陣を飾った。(仲本 兼進)