Feature 特集

[補強分析]【G大阪】無冠を返上し、真の強豪クラブになるためのシーズン/Jリーグ特集

2017/1/26 6:00


やや小粒な補強。CBは補填も、満足度はFW次第
 長谷川体制下では初の無冠に終わった昨季の反省を受け、『勝』というスローガンを掲げる17シーズン。「他クラブから一歩抜け出すため、世界に通用する強豪クラブになるため重要なシーズン」と山内隆司社長は今季を位置付けたが、現状の補強は合格点に至らない。鹿島やFC東京、神戸、川崎Fが積極的な補強をする一方、G大阪はやや小粒な印象だ。「昨季はCBで苦しんだ」(長谷川監督)。岩下が負傷で出遅れ、丹羽も開幕戦で負傷離脱。今野をCB起用せざるを得なかった昨季序盤の反省を受け、CBにファビオと三浦弦太の即戦力を獲得したのは評価したいが、懸案はFW陣の層の薄さである。
「チームが動いてくれていると思う」と新体制発表記者会見で指揮官は新FW獲得を示唆したが、始動日時点で稼動できるFWはアデミウソンと長沢のみ。確固たる得点源の確保は開幕までの急務だろう。
 守備の貢献度が高かった阿部と大森が移籍したものの、「新しい戦力でまた違うサッカーをすればいい」と指揮官は昨季終盤のオプションだった遠藤のアンカーシステム[4-3-3]を本格導入したい考えだ。
 両サイドは個の打開力が不可欠になるが、カギを握るのはドリブルという個を持つ泉澤仁。長谷川監督も「ボールを握って、相手を押し込みたい」と従来のスタイルからの脱却を目指すが、今月28日に37歳を迎える遠藤の出来もカギを握る。
 例年のスロースターターぶりは背番号7の調子に比例している感もあり、序盤は“遠藤外し”に踏み切る試合も必要になるはずだ。2月7日にはACLプレーオフを控えており、強化部にとっても指揮官にとっても残された時間は決して多くない。(下薗 昌記)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会