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違いを見せたペドロ&レオ/2017Jリーグアジアチャレンジinタイ

2017/1/27 6:00


ビハインドで迎えた後半。シンプルなプレーで流れを変える

 鹿島の今季初の対外試合は、1-2とリードを許して前半を折り返す。若手中心のチームではスパンブリー相手に試合の主導権を握れなかった。しかし、後半になると試合は一変。流れを変えたのは二人のブラジル人選手、新加入のペドロ・ジュニオールとレオ・シルバだった。
 前半で苦戦した理由は、選手同士の距離感が悪かったからだ。「出し手と受け手だけの関係になってしまった」(三竿健)ことでパス回しは単調になる。足元に入ったボールに飛び込んでくるスパンブリーのプレスをまともに受けてしまった。
 後半からピッチに入った二人の外国籍選手はシンプルにプレーした。パスを出したあとも足を止めず、すぐに次に受けやすいポジションを取る。基本に忠実な動きを繰り返したことで、自然とボールは回り出し相手はプレスに飛び込めなくなる。押し込む展開が増えれば、守備に難を抱えるタイのクラブから得点するのは時間の問題だった。
 59分、鈴木が獲得したPKをペドロが決めて同点に追い付くと、62分にはシルバのスルーパスに反応した鈴木が逆転弾を流し込む。69分に再びペドロがゴールして相手を突き放した。
 その後もどん欲にゴールを狙い続けたペドロ。「全力でやるのが僕の持ち味。日々の練習でしっかり努力して、監督からチャンスをもらったときにしっかり結果を残していきたい」
 そう言って、まるでこれからキャリアを積んでいく若手選手のような姿勢を示した。あっさりビルドアップを改善し、相手の攻撃をつぶしまくったレオ・シルバとともに、今季の活躍は間違いないだろう。
 一方、同じく新加入のレアンドロや金森には、もう少し時間が必要そうだ。チームに慣れ、コンディションが上がるまで待ちたい。(田中 滋)

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