千葉戦で機能しなかった攻守の課題が改善
1月は開幕に向けて体を“いじめる”時期。「当然、みんな疲れはある」(四方田監督)中での試合。「この時期は課題が出るのが良いゲーム」(早坂)という面もある中で、ニューイヤーカップ沖縄ラウンドは最終戦を迎えた。
前日練習では「ボールを運ぶ、動かす」(四方田監督)部分を追求していた札幌。ボランチの兵藤がリベロの横山の脇に落ちてくる形も試みながら、戦術的にボールを動かす意図を確認するように試合へ入った。これはJ1において「もっとマイボールの時間帯を増やさないと(体力的に)持たない」(四方田監督)という観点から取り組むテーマでもある。
守備面では千葉戦(0△0)で機能しなかった前3人によるプレッシングと、「5人の(DFの)縦ズレと横ズレの関係性」(田中雄大)を再確認。片側のウイングバックがボールに行き(縦ズレ)、逆サイドのウイングバックが絞って守備陣全体がスライドする(横ズレ)動きが千葉戦よりもスムーズになっており、「かなり良くなったなと選手同士でも話していた」(田中雄大)という納得感もある内容に。シュートまで行く場面こそ少なかったが、「前半の内容は良かったと思っている」と指揮官も言い切った。
後半は立ち上がりから8人を交代した札幌のペースに。CKからジュリーニョが決めて先制点を奪うと、さらにカウンターで追加点を奪ってみせた。終盤は足が止まって圧力がなくなり、琉球に一方的な攻勢を許して1点差に詰め寄られたものの、何とか勝利。沖縄ラウンドを制することとなった。しかし、優勝という結果以上に、攻守の課題に改善の見られた点こそ、大きな意味があった。 (川端 暁彦)