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[徳島vs大宮]リカルド・ロドリゲス流で変化する徳島/Jジャーナル

2017/2/3 6:00


Photo:Satoshi Kashihara
随所に色濃く表れた新指揮官の志向するサッカー

 徳島は90分間で試合をコーディネートするのではなく、前後半の45分間をそれぞれ1本としてメンバー編成を行った。練習試合とはいえ、カテゴリー上位相手の一戦となると、前半(1本目)のメンバーが主力候補と思われがちだが、まったくもってそういうわけではない。高知での一次キャンプ、宮崎での二次キャンプも誰が先発候補なのかまったく分からない中で練習も練習試合も行われている。競争心をあおって全体の底上げを図り、全選手のモチベーションを高く保つ。それがリカルド・ロドリゲス監督流のやり方のようだ。
 試合を通じて興味深かったのは、指揮官が志向するサッカーが随所に表れていた点。特に前日取材で「強い相手になるが自分たちがボールを支配し、相手のピッチでプレーする時間を長くできるように強いアイデンティティーを持ってやっていきたい」と話していた部分が見事に表現されていた。前線から連動してプレスを掛け、ボールを失ってもすぐに奪い返して押し込んだ状態を継続することに成功していた。特に前半はよりコンセプトが色濃く表れており、相手もフレッシュな同条件だったが、互角以上の戦いを演じて1点リードで折り返した。
 その中で目立っていたのが杉本、前川といった2列目の選手たち。当然、全体のバランスやサポートあってのことだが、小気味よく相手の間で受けながらボールを循環させ続けた。31分の大崎玲の先制点に関しても、CKのこぼれ球を杉本がミドルシュートを放ったところから生まれている。今季はチームコンセプトも含め、若さあふれる中盤の選手たちの躍動も楽しみだ。(柏原 敏)

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