シュート2本の長崎は2試合連続ノーゴール
福岡、長崎ともに初戦からメンバーを大きく入れ替えたニューイヤーカップ第2戦は、試合を通じて積極的に前に出た福岡が長崎に4-0で快勝した。
為田、松田、坂田の3トップが常にDFの背後を狙う福岡に対して、攻守ともに連動性を欠く長崎は右サイドから再三にわたって攻め込まれ、8分に松田に決められて失点。
2日前に行なわれた鹿島との練習試合で手ごたえを感じていた前からのプレスで、主導権を奪おうとした長崎だったが、この失点でチームとしての押し上げができなくなり、プレスに行く前線と後ろの間にスペースが生まれてしまう。
このスペースを埋め切れずにいる長崎に対して、福岡は井原監督が「狙っていた」と縦、サイドの裏を突く攻撃で22分に坂田、34分にも松田が追加点を奪っていく。
後半、吉岡に代えて畑を投入した長崎は、ハーフタイムに高木監督から「このまま試合を投げるのではなく、どんな状況でもやるしかない」と活を入れられたこともあって、ようやく狙いとするピッチを広く使いながら、前に出て行く攻撃を展開。これで福岡陣内に攻め込んでいくシーンが増えていった。しかし、「3点差という状況なので、福岡がスイッチを切ったという部分があると思う。僕らが修正して良くなったというだけではない」と田中が言うとおり、福岡は堤、濱田を中心とした守備陣が安定感を発揮。そのまま長崎の攻撃をはね返しながら、次々と選手を入れ替えてゲームを進め、88分には途中出場の城後が4点目を決めてダメを押した。
先発陣だけでなく、交代出場した多くの選手がほぼ持ち味を発揮した福岡が4-0で長崎を下し、横浜FCとの初戦で3失点した悔しさを晴らす勝利を挙げた。一方の長崎は2試合連続ノーゴールのまま2敗目を喫した。この試合でもシュートは大卒ルーキーの翁長が放った2本のみに終わり、思うような攻撃を見せることができなかった。(藤原 裕久)