Photo:Atsushi Tokumaru
プレスに苦しんだ浦和。得たヒントをACLへつなげる
立ち上がりからペースを握ったのはFCソウル。浦和は前日に沖縄キャンプを終えたことによる疲労感もあってか、FCソウルのプレスに対してミスが続き、攻撃の形をなかなか作れない。そんな中でも37分、新加入の菊池が左サイドからグラウンダーで中央に送ったパスを李がスルーしてチャンスを迎えたが、武藤のシュートは枠を捉え切れず。そしてその1分後には森脇がトラップミスからボールを失い、最後はイ・サンホに豪快なシュートを決められた。
浦和は11人全員、FCソウルも10人のメンバーを代えた後半は浦和が主導権を握る。71分にはミスからピンチを招いたものの、デヤン・ダムヤノビッチのシュートが枠を外れて胸をなで下ろすと、83分には駒井が左サイドから上げたクロスのこぼれ球を長澤がダイレクトで豪快に決めて同点に追い付いた。
西川とラファエル・シルバが負傷した8日の練習試合・江蘇蘇寧戦がそうだったように、キャンプでの韓国や中国のチームとの対戦は毎年のように、よく言えば激しく、悪く言えば荒れる試合が多い。しかし、この試合は、そうではなかった。お互いに開幕前であること、約2週間後の28日にはACLで対戦することも多分に影響していたのだろう。FCソウルのファン・ソンホン監督が「フェアで良い試合だった」と言ったことに続けて「今度のACLに関しては高い水準の試合ができたらうれしい」と話したのは、裏を返せばこの試合はそうではなかったと捉えることもできる。
一方で浦和では柏木が不出来を悔やみつつも、「FCソウルがヒントを与えてくれたことをポジティブに捉えたい」とコメント。反省も含め、この試合を“ 本番”につなげていくことを誓った。(菊地 正典)