Photo:Hiroyuki Terada
フィニッシュの少ない一戦。主力組は1-1の引き分け
広島も岡山も主力選手が多く並んだ1試合目(1、2本目)のスコアは1-1。岡山守備陣がタフで堅実だったことに加えて広島攻撃陣の連係がまだ未成熟なため、フィニッシュの少ない一戦となった。
25分に岡山がワンチャンスを仕留めて先制点を挙げると、後半は広島がギアを上げた。青山がベンチへ下がっても岡山へ強い圧力を掛け続け、右サイドに回った柏が岡山の守備網を破っていく。そして55分には工藤がペナルティーエリア内でキープしてからラストパスを送り、フリーで受けたフェリペ・シウバが同点弾を沈めた。「チャンスメークのところで機能できるようになってきた」。工藤は試合後に手ごたえを語ったが、「FWとしてゴールにどう絡んでいくか。そこは課題」とも口にしている。フェリペが抜群の存在感を発揮している傍らで、宮崎キャンプでの3試合の練習試合で背番号50にゴールがないことは不安材料だ。しかし、「相手へ良いプレッシャーを掛けることはできていて、90分間運動量が落ちていない」(森保監督)。キャンプ終盤に入って疲労が蓄積している中でもプレーの強度を高く保てるタフなチームになっている。
一方の岡山は、我慢強く戦い抜くことができる強みをしっかりと発揮した。最終ラインは集中力を高く保って対応を続け、中盤の選手たちはたとえ振り切られても何度も食らい付いた。25分の先制点はこの試合の最初のチャンスで奪った得点だったが、「我慢すべきところで我慢できればああいうことがある」(伊藤)とチームで体感できたことは大きな収穫となった。(寺田 弘幸)