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[鹿島vs浦和]鹿島、全タイトル獲得への第一歩/FUJI XEROX SUPER CUP 2017マッチレポート

2017/2/20 6:00


Photo:Atsushi Tokumaru
“今季も本命は鹿島”の印象を植え付けた勝利

 昨季リーグタイトルを争ったチーム同士の対戦は、鹿島が7年ぶり通算6度目となる優勝を果たした。全タイトル制覇を掲げ大型補強を行った成果が随所に見られ、来週から始まるリーグ戦の本命であることを印象付けた。
 序盤からボールを握ったのは浦和。通常、ボランチの1枚が最後尾に下りてビルドアップしていくところにGK西川が参加するさらなる変形布陣を取る。サイドまでは比較的容易にボールを運べたが、そこから崩すことができずにいると、レオ・シルバを中盤に加えた鹿島の攻撃が鋭さを増していく。そして、金崎や小笠原のミドルシュートでチャンスを作るが、GK西川が華麗なセービングでゴールを阻止した。
 しかし39分、遠藤康が「最初からいく気満々だった」という直接FKを沈めて鹿島が先制点を奪う。さらに、43分には速攻から連続攻撃を浴びせかけ、前半のうちにGK西川が守るゴールネットを2度揺らすことに成功した。
 ハーフタイム、「2-0が一番危ない」と選手同士で声を掛け合った鹿島だが、それを徹底できない。74分にPKで浦和に1点を献上すると、さらに1分後、途中出場の関根のクロスから最後は武藤に押し込まれ、一気に同点に追い付かれてしまう。
 鹿島らしくない試合運びだったが、虎視眈々と得点チャンスを狙っていた鈴木が大仕事。83分、遠藤航のバックパスが短くなったところをさらい決勝点を奪って見せた。
 新加入の選手4人を先発で起用したことで連係面が不十分な場面も多かったが、「新しいチームになって一つタイトルを獲ることがこの先の良い形につながる」と石井監督。勝つことで自信を深めていく鹿島が、まず一つ今季最初のタイトルを手にした。(田中 滋)

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