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[名古屋]スタイル健在。今度は名古屋で旋風を巻き起こす/J2新監督特集

2017/2/23 11:16


 型に捉われない攻撃的サッカーの使い手は、名古屋でもその哲学を1mmも曲げずに戦うつもりだ。中央を崩せばサイドが空く、サイドを攻めれば中央に穴が生まれる、といった流動的な攻撃を生み出すシステムには従来のポジションの概念は存在しない。試合を構成する11人の選抜基準として風間監督の頭にあるのは「選手を見ながらフォーメーションも決まっていくし、決めていく」という考えのみ。本来はトップ下の和泉が初めて経験するSBで躍動し、佐藤もシャドーの万能型アタッカーとして生き生きとしている事実がその手法の確かさを裏付ける。「攻撃のときは相手を見ろ、守備のときは味方を見ろ」など独特な表現も選手たちに驚きと新鮮さをもって受け入れられており、すでに日常的に“風間語”を使うプレーヤーもチラホラ。
 桐蔭横浜大で8年、筑波大で4年半、そして川崎Fで4年半、計17年を費やして確立されてきたそのメソッドは、始動からわずか1カ月あまりで名古屋をまったく別のチームへと作り変えてしまった。
 クラブが掲げる今季の目標は『J2優勝&J1昇格』だが、風間監督の目標はその上をいく「どこのチームとやっても日本の中では負けないものを作る」というもの。プレシーズンには時間限定ながら広州恒大とも互角にやり合っているだけに、川崎F以上の魅力あふれる攻撃サッカーを表現してくれそうな期待感が日々膨らんできている。(今井 雄一朗)

風間 八宏(かざま・やひろ)1961年10月16日生まれ、55歳。静岡県出身。前職:川崎F監督

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