アグレッシブな新潟。田中の同点ゴールで『1』を獲得
Eスタに乗り込み三浦新体制の初陣に臨んだ新潟は、立ち上がりからやるべきことが明確に定まっていた。ボールを奪ってホニと山崎の2トップの走力を生かしてカウンターを狙う。「前半は硬さのある試合だった」と振り返った森保監督が率いる広島に、新潟がアグレッシブなサッカーで襲い掛かっていく。
広島守備陣のミスを突いて山崎が3分にシュート放ち、6分にはCKに合わせた矢野のヘディングシュートがポストを叩く。決定機を仕留めることはできなかったものの、この先制攻撃は広島をより慎重にさせて、試合は新潟のペースで進んでいった。
しかし、徐々に相手を押し込む時間を増やしていく広島は、後半に入ると前への推進力も加え、新潟のゴールに迫っていく。そして57分にCKから先制点を奪取した。フェリペ・シウバが蹴ったボールにマークを振り切った水本がヘディングで合わせ、GKがはじいたボールを工藤が押し込む。紫の新エースが開幕戦でさっそく得点を挙げると広島の勢いが増し、Jデビュー戦の森島も果敢にゴールに迫った。しかし、追加点を奪えずにいるとそのスキを突かれてしまう。右サイドに流れながら最終ラインの背後を突いたホニが中央へ折り返すと、途中出場の田中がこぼれ球を流し込んで新潟が71分に同点に追い付いた。
試合はイーブンに戻ったが、82分に新潟の矢野が2回目の警告で退場。ここから広島が猛攻をしかける展開となったが、広島の攻撃陣はゴール前を固めてはね返すことに集中した新潟の守備陣を破ることができず。勝ち点3を手繰り寄せることができなかった広島は、期待の大きい新10番フェリペが「もっと良い試合をできたのではないか。自分も非常に悪かった」と悔やむ開幕戦となった。(寺田 弘幸)