難敵撃破。風間サッカーの一端を見せ、満員の観客を沸かせる
1年でのJ1復帰を至上命令として、今季初めてJ2を戦うことになった名古屋。昨季J1昇格プレーオフに進出した岡山をホームに迎え、FW永井の2得点で2-0と勝利し、満員の観客を沸かせた。
名古屋の先発は広島から加入の佐藤ら11人中8人が新加入選手。新しく生まれ変わった名古屋が堅守速攻を誇る岡山相手にどう戦うかが注目された。「初戦なので難しくなるのは当然」と語った風間監督の言葉どおり、名古屋の選手には序盤から硬さが見られた。7分には積極的なプレスに出てきた岡山にボールを奪われ、この試合両チーム最初のシュートを放たれてしまう。ボールは保持するものの20分までシュートがゼロの名古屋だったが、41分、札幌から加入の櫛引一紀が右サイドでボールを奪うとそのまま持ち上がりクロス。中央で待っていた永井がボレーで合わせて先制。1-0で前半を折り返した。
岡山陣内にスペースが生まれ始めた後半は次々にチャンスが生まれる。53分には、自陣から5本のパスをつないで左の和泉に展開、クロスは中央に走り込んだ永井の足先を抜けたが、名古屋が目指す細かいパス回しでの崩しを見せた。さらに61分、相手DFのミスを突いた佐藤がGKと1対1となるがシュートはわずかに右にそれた。名古屋はなかなか追加点を決められずにいたが、84分、和泉がボールを奪い中央に切れ込むと、右の永井にラストパス、これを永井が豪快に蹴り込み2-0。試合を決めた。
開幕で難敵に快勝した名古屋。ボールも人も連動する風間サッカーの一端を見せることができた。「勝ったがいろいろ課題が出た。そこは修正し、高めたい」。風間監督の色がさらに表れたとき、われわれはとても魅力的なサッカーを楽しむことができるだろう。(斎藤 孝一)