神戸、エース・レアンドロ不在をものともせず
統制の取れた守備組織を構築し、開幕戦で勝ち点を挙げた両チーム。焦らず耐える根競べのマッチアップが予想されたが、開始わずか3分、ホームの神戸が均衡を破った。藤田のロングスローをニウトンが頭で後方に流し、こぼれ球を大森が拾うと縦へ持ち出す。素早く送ったクロスは、新潟DFにはじかれるも、最後は渡部が冷静に押し込んだ。
新潟は前節・広島戦に続くセットプレーからの失点。警戒心を強めていたはずの神戸の強みに出合い頭でやられてしまった。三浦監督は「失点後、バタバタしてしまった」と話し、陣形が間延びしたことを指摘。組織立った攻撃を繰り出せなかったが、対する神戸のネルシーニョ監督も落ち着きのないボール回しに不満をのぞかせた。
ただ、「相手がまだ2m離れているのにワンタッチ(パス)をしている」(藤田)などとネルシーニョ監督から修正の入った神戸は後半、渡邉がクロスバー直撃のシュートを放つなど攻勢に出る。だが、新潟も組織を崩さず応戦すると、耐え抜いた先に歓喜が訪れた。75分、川口のクロスを山崎がヘディングシュート、ここはGKキム・スンギュが好セーブでしのいだが、最後は途中出場の田中達也が押し込んだ。
ようやく同点に追い付いた新潟。ところが、わずか1分後、昨季からJ1のホーム戦で8試合負けなしの神戸に“勝利の女神”が舞い降りた。田中順也の右CKを橋本が落とし、渡邉がつなぐと最後は途中出場の高橋秀が流し込んだ。攻守の要だったレアンドロが負傷で長期離脱した神戸だったが、堅い守備と得意のセットプレーを開幕戦に続いて披露。新潟の反撃を最後まで抑え込み、開幕2連勝を飾った。(小野 慶太)