ホーム開幕戦で自らのスタイルを貫きとおす千葉と、そこで生まれる綻びを突く狙いを持った山形の意地と意地がぶつかり合った。
立ち上がりから怒涛の攻撃をしかけたのは千葉。最終ラインを高く保ち、コンパクトな陣形から、敵陣での激しいプレスが機能。山形が両サイドをケアしてきたため、前節・町田戦で見せた効果的なサイドチェンジは影を潜めたものの、そこで生まれたバイタルエリアのスペースを有効活用する。しかし、肝心のフィニッシュ精度を欠き、スコアは動かず。すると53分、右サイドから反撃の糸口を見いだそうと、前半から固執し続けた山形に先制点が生まれる。ドリブルで切り込んだ瀬沼のチャンスメークから、最後は阪野が押し込んで1-0。しかし、その7分後には千葉がハイプレスを実らせる。アランダが敵陣でボールを強奪した展開からラリベイがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これを船山が決め、同点に追い付いた。
千葉に疲れが見えた70分以降は途中投入された汰木のスピードを生かした山形のペースだったが、結局、勝ち越し点を奪うまでには至らなかった。
両チームともに満足できる結果は手にできなかった一方で、収穫もある一戦となった。(大林 洋平)