Match 試合速報

試合一覧

J1リーグ 第3節
3/10(金) 19:00 @ メルスタ

鹿島
1
0 前半 0
1 後半 0
試合終了
0
横浜FM

Preview 試合プレビュー

その切れ味は本物か。王者に試す青白赤の刃

2017/3/10 6:00

■鹿島アントラーズ
相性の良さは関係なし。得点力不足の中、ゴールへの道筋を入念に確認

 前節、後半ロスタイムにPKを与えたものの、GKクォン・スンテの活躍で勝ち点3を死守した鹿島は横浜FMをホームに迎える。13年からリーグ戦では6勝2分と圧倒的な結果を残す相手だが、これまでの記録は参考にならないだろう。「今年は今年」(植田)と首位に立つ相手に対する警戒度は高い。
 なにしろ今季から10番を背負う齋藤には、昨季の天皇杯準決勝でも苦しめられた。試合こそ2-0で盤石の強さを示す内容ではあったが、前半はピンチの連続。先に失点してもおかしくない展開だった。
 そのとき齋藤と初対決した伊東は「前半は特に考えずにやってみた」と果敢に挑んだものの、いいように翻ろうされ、後半からは「奪いにいくより、付いていくこと」に切り替えてなんとかしのいだ。5日に行ったユースとの練習試合で西が負傷しており、右SBは伊東の先発が濃厚。「メチャメチャやりたい。やるべきことがハッキリしているし、ほかのことを考えなくていい。そこを抑えれば貢献できたと言える」と再戦を心待ちにする。
 ただし、齋藤が欠場するとなれば話は変わってくる。伊東に問われるのはクロスの精度。甲府戦では「思ったところに行かなかった」と反省。「勝つか負けるかで勝ち点が6離れる。勝っているチームに勝たないと優勝はない」と、この一戦の重要性を強く意識していた。
 7日の練習で得点力不足を解消するため、狭いピッチの中で5対5を行い、ボールを奪えばすぐにゴールを狙う意識を植え付けた。それでもシュートを打つだけで得点に結び付くわけではない。遠藤はシュート数に左右されるのではなく、「結果を出せばいい」と意気込んでいた。
 8日の紅白戦では全体の連係を深めることに注力された。出場すれば齋藤がキーマンであることは確かだが、鹿島はあくまでチームとして戦うことを目指す。(田中 滋)

■横浜F・マリノス
好調の齋藤欠場。しかし、強者になるために鹿島は避けて通れない壁

 生まれ変わった横浜FMは鬼門を突破できるか。
 Jリーグ元年から一度も降格の憂き目に遭うことなくJ1チームであり続ける“オリジナル10”は、鹿島と横浜FMの2クラブのみ。横浜FMは今季開幕戦でホーム通算400勝を達成したが、それ以前に同じ記録を達成しているのも鹿島だけである。しかし両チームのタイトル獲得数には大きな隔たりがある。
 横浜FMは鹿島の後塵を拝している。それは近年の対戦成績にも表れており、リーグ戦では12年9月の勝利を最後に8戦勝ちなし。直近の試合である16年8月に引き分けるまでは悪夢の6連敗を喫していた。特にアウェイのカシマスタジアムでは現在のところ3年連続で完封負けと、苦い記憶が先行している。
 チームが前へ進むために立ち止まるわけにはいかない。しかし試合2日前の練習を途中で切り上げた齋藤が負傷離脱となり、鹿島戦の遠征メンバーから外れた。攻撃の核を欠く状況を余儀なくされるだけに、辛抱強く戦わなければならないだろう。代役には前田が起用され、マルティノスが左サイドへスライドする。
 百戦錬磨の中澤は「若い選手は勢いを持ってやればいい」とチームメートの背中を押す。守備の負担が大きくなるのは覚悟の上。それでも20代前半の選手たちにはエンジョイを求める。彼らにいきなり老獪なパフォーマンスを求めても難しい。「年齢が上の選手がどっしり構えていれば、チームは崩れない」。背番号22は守備の要であり、精神面でも拠りどころとなる。
 浦和戦での劇的な逆転勝利と札幌戦での完勝によって、まずはスタートダッシュに成功。開幕前に懐疑的だった周囲の視線を良い意味で裏切り、次のステップへと進む。ボランチの軸に成長した喜田は「我慢強さや粘り強さを身に付けて、初めて上に行ける。苦しいときにどうやって戦うかでチームとしての差が出てくる」と先を見据えた。横浜FMが本当に強くなりたいのならば、鹿島は避けて通れない壁だ。(藤井 雅彦)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会