4位で並ぶ熊本と山形の一戦は、双方がセットプレーから1点を挙げてのドロー。ただし、前節に続き追い付かれて勝利を逃した山形と、2戦連続で試合終了間際に追い付いた熊本とでは、試合後の選手たちの様子は明暗くっきり分かれる結果となった。
山形は今季初先発の汰木と高木の左サイドから積極的にしかけて熊本ゴールに迫る。流れからは得点に結べなかったが、30分に右CKを瀬沼が合わせて先制。1点リードで前半を折り返した。対する熊本は26分にCB小谷、65分に守備的MFの村上が負傷し、戦術的な交代は72分に八久保に代えて投入したグスタボのみと、難しい展開を強いられる。前半に比べセカンドボールも拾えるようになり、コンビネーションの形もできていたが、0-1のままゲームは終盤に。だが、最後まであきらめない姿勢が、劇的な同点ゴールにつながった。
92分、左からの攻撃でCKを得ると、GK佐藤もゴール前へ。相手のマークが曖昧になったところへ上里の鋭いボールが入り、これを佐藤がニアで合わせてプロ初得点。貴重な勝ち点1を積み上げた。前節は前線に上がったCBの小谷、そして今節はGK佐藤が後半ロスタイムに同点ゴール。チーム全員で勝ち点を取りにいく姿勢を、熊本は体現している。(井芹 貴志)