33分にマルティノスのビューティフルゴールが決まり、先制すれば高い確率で勝利する横浜FMペースになるかと思われた。実際、36分にカウンターから齋藤が、39分には左サイドの崩しからウーゴ・ヴィエイラが決定機を迎えている。追加点が決まっていれば一方的なゲームのまま終わっていたかもしれない。
新潟にしてみればピンチのあとにチャンスありだ。それも相手守備陣のミスからである。中町のバックパスはGK飯倉とCB中澤のちょうど中間地点へ。「あそこはどうしようもない。CBも無理」と飯倉が振り返る難しいボールに先に触れたのはホニ。ワンタッチ目で飯倉をかわし、無人のゴールに流し込んだ。
後半に入ってからは横浜FMのワンサイドゲームに。ほとんどの時間を新潟陣内で過ごし、ゴールへと迫る。しかし負傷明けの齋藤がブレーキ気味だった影響もあり、決め手を欠く。「サイドアタッカーの出来が結果に直結してしまう」(中町)という課題に直面した。
内容とチャンスの数を考えたときに、横浜FMは勝ち点2を落としたことになるのだろう。追加点を奪う決定力が足りず、追い付かれてからはバリエーションに乏しい攻めを繰り返した。上位進出への道のりが険しいことを痛感する引き分けとなった。(藤井 雅彦)