劣勢のG大阪が先制も、浦和が土壇場で同点に
長谷川ガンバお得意の“ウノゼロ”のまま試合は後半ロスタイムに突入。勝利まであとわずかだったが、土壇場に献上したPKにより勝ち点3を逃した。
ACL第3節の敗戦から中3日で挑むという条件はまったくのイーブン。3連勝を目指した両チームだったが、上手なのは浦和だった。「リスペクトするところはリスペクトして試合に入ってきたなという感じがした」。長谷川監督は柏木をトップ下に配置する浦和の布陣をこう振り返ったが、前半からG大阪は押し込まれる苦しい時間帯が続く。浦和が前半だけで9本のシュートを放ったのに対し、ビルドアップを封じられたG大阪の攻撃はアデミウソンと長沢にボールを当てるのみ。後ろ向きで苦しい対応を強いられた2トップが推進力を出せず、両ウイングバックも関根と宇賀神にけん制され、ひたすら耐えるだけの前半だった。
しかし、最初にゴールネットを揺さぶったのは大阪の雄だ。57分、倉田が自陣からドリブルで敵陣に切り込むと、左サイドでボールを受けたオ・ジェソクがピンポイントクロス。今野が頭で合わせて先制する。
数々のチャンスを浦和が逃しながらも、G大阪がワンチャンスをモノにする。これまでの対戦のデジャブのような試合展開でG大阪が試合の流れを引き戻したかに見えたが、73分にGK藤ケ谷が負傷交代。長谷川監督が想定外のカードを切らざるを得なかったのに対して、浦和は駒井と武藤を連続で投入。層の厚みを見せ付ける。本来ならばカウンターで加点を狙いたいG大阪だったが、攻撃に迫力はなく終盤はほぼ自陣で守勢に。PKの判定は不運だったが、前半からの劣勢を考えれば、むしろ引き分けに持ち込めたことが幸運と考えるべき試合内容だった。(下薗 昌記)