あきらめることなく走り抜いた岡山の選手たち。交代策も奏功し今季初勝利
ホームで今季の初勝利を目指す岡山が試合開始からアグレッシブに京都陣内へ侵入していった。2分にさっそく訪れた決定機は久木田のシュートがポストにはじかれたが、その後も豊川と藤本が次々とゴールへ迫っていく。しかし、ゴールネットを揺らすことができなければ勢いが静まっていくのはサッカーのセオリー。イ・ヨンジェにフリーでボレーシュートを許してゴールネットを揺らされた22分のピンチはオフサイドによって救われたが、ボールの奪う位置が定まらなくなった岡山は、京都の攻撃を許すようになっていく。
そして後半に入り完全に京都にペースが渡ると、61分には選手交代の直後に岡山守備陣の対応が後手に回り、京都に先制点を与えてしまう。Cスタをため息が覆ったが、交代選手が岡山に再び勢いをもたらしていく。
積極的にボールを受けて前へ運ぶ大竹。果敢にゴールへ向かう赤嶺。スピードに乗ってしかける三村。前進する3人のアタッカーにつられるように多くの人数が攻撃に絡み始める。「(後半の)40分くらいから試合は動くだろうと後ろから見ていて感じていた」とはCBの喜山。ゴールの予感が充満していく中、89分に大竹の創造性豊かなパスに反応した赤嶺が同点ゴールを叩き込む。これでCスタのボルテージが高まると、岡山の走力が京都を凌駕。終了間際、右サイドを疾走した加地のクロスに逆サイドを駆け上がったパク・ヒョンジンが石櫃に倒されPK。これを赤嶺が決め、Cスタは歓喜に包まれた。
未熟なところも見せたが最初から最後まで走り抜いた岡山の選手たち。劇的な形でつかんだ今季初勝利を「サポーターのみなさまに後押ししてもらって一緒に戦ってもらった結果」と長澤監督はかみ締めた。(寺田 弘幸)