セットプレーで2得点を追加。今季初ホームで松本快勝
まだ3試合を消化しただけとはいえ、独自のスタイルを打ち出して首位につける千葉。その難敵から勝利を収めれば、松本としては間違いなくプラス。1万人以上の松本サポーターが四方を緑に染め、素晴らしい雰囲気の漂うアルウィンで迎えたホーム開幕戦。果たして松本は今後の戦いに向けて、さらなる勢いと自信をつけることに成功した。
序盤こそ一進一退のまま経過したが、24分に試合が動く。端緒となったのは岩間のプレーだ。ルーズボールがラインを割りそうになり、「みんなの動きが止まる中、雄大さん(岩間)が気付いてくれた」(石原)。ラインを割らないと見るや猛然と駆け寄ってボールを奪取し、一気に攻撃へと転じる。ボールを受けた石原が左サイドから中央へ入れると、ゴール前に詰めていた田中が冷静にトラップして左足で押し込む。斜めのボールで千葉の高いラインの裏を狙い続けた策がついに成就し、松本が先制に成功した。
以降は、ホームチームへと流れは傾く。何とか早い段階で追い付いてイヤな空気を変えたい千葉だったが、後半開始直後のCKを高崎に決められて追加点を許すと、その9分後にはFKから3失点目を喫する。まさに松本の思い描いていたゲームプランにハマってしまった千葉は、72分に途中投入の指宿と清武が絡んで一矢報いるゴールを挙げて選手層の厚さこそ示したものの、反撃の狼煙とはならず。そこから集中力を切らさない松本の堅守を最後まで崩すことができず、3-1のまま試合終了。
相手の良さを消しつつ、自分たちのストロングポイントを存分に発揮する――。それこそ松本が連勝を飾り、千葉が苦杯を舐めた要因だった。(多岐 太宿)