成長を続ける東京V。山口はシュートまで持ち込めず3連敗
2連敗中の山口と2連勝中の東京V。選手が大量に入れ替わりいまだ光明を見いだすことができないチームと、新監督の下で自信を付けつつあるチームが対照的な状況でこの試合を迎えた。
キックオフ時の気温は約20℃。やや風があるものの快晴の中で試合が始まる。立ち上がりから試合の主導権を握ったのはホームの山口。試合を重ねるごとにパスのつながりは良くなっているが、決定的なチャンスを作るまでには至らない。守勢に回った東京Vだが、19分に左CKを獲得。高木善が入れたクロスをニアの密集地帯でアラン・ピニェイロがそらすと、ファーサイドに走り込んだ井林がゴールに押し込んであっさりと先制点を奪う。
その後も山口が主導権を握って攻め続けるがシュートまでは持ち込めず。時折ボールを奪った東京Vがカウンター気味にゴールに迫るという展開が続く中で78分、右サイドからドリブルで持ち込んだピニェイロがペナルティーエリア右で宮城に倒されてPKを獲得。これを80分にピニェイロ自身が決めて東京Vがリードを2点に広げる。その後も山口がパスをつないで攻め続けたが、決定機を迎えることなくそのまま試合は終了した。
先制した東京Vは無理にボールを奪いに行かず、決定機を作らせない守備を徹底して最後まで我慢強く守り抜いた。終わってみればこの試合を支配したのは東京Vだったと言える。試合後、高木大は「ボールを持って攻めたかった」と本音をもらしたが、「失点しないように皆で声を掛け合ってやった。チームの成長を感じている」と自信を見せ、チームは3連勝を飾った。一方の山口は3連敗で今季初勝利はまたもお預け。ホーム連戦となる次節に期待したい。(田辺 久豊)