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[日本代表]中東アウェイも何のその。日本の美しい勝利/W杯アジア最終予選UAE戦

2017/3/27 17:05


Photo: Norio Rokukawa
ベテランと若手の融合でUAEにリベンジ成功

「日本の美しい勝利だった」。試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は開口一番にそう発してチームの戦いぶりを称賛した。MF長谷部誠をけがで欠く中、[4-3-3]のインサイドハーフにMF今野泰幸を抜擢。34歳のMFは相手の司令塔オマール・アブドゥルラフマンらに厳しいプレッシャーを掛け、中盤のボール奪取をけん引した。
 攻撃ではドイツで活躍するFW大迫勇也、FW原口元気にベルギーで好調のFW久保裕也を加えた気鋭の3トップが果敢に縦を狙う。14分に「右サイドがわりと空いていた」と語るMF香川真司の展開からDF酒井宏樹が縦につなぐと、久保が「その辺を狙えと言われていた」という相手SBの内側から抜け出し、角度のないところからニアに豪快に決めた。
 新鋭FWの代表初得点で先制した日本。その6分後にはこの試合最大のピンチが訪れたが、MFイスマイール・アルハマディのスルーパスから1対1になったFWアリ・マブフートのシュートはGK川島永嗣がビッグセーブ。「代表で長くやっているぶん、この1勝の重みを知っている」と語るベテランに救われた日本は、その後、タイトな守備でUAEの攻撃を阻み、ボールを奪えば大迫を起点に鋭くゴールに迫った。
 52分には待望の追加点が生まれる。大迫のポストを受けた久保が左足でクロスを上げると、ファーに飛び込んだ今野がDFの裏を取り胸トラップ。「とにかく枠に飛ばそうと思って、何とか入った」と振り返るシュートがGKの股を破り、ネットを揺らした。「選手はアドバイスを実行してくれた」と振り返る指揮官。敵将のマフディ・アリ監督とともに「ゲームコントロール」というワードを挙げていた試合で、今野、川島といった経験豊富な選手と若手の久保などをミックスし、結束した戦いで見事に初戦のリベンジを果たした。W杯出場権獲得に向け、残りの試合も一つひとつ積み重ねていきたい。(河治 良幸)

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