セットプレー2発で新潟が今季初勝利
甲府が3度目のJ1昇格を果たした13年以降、新潟とのリーグ戦の対戦成績は2勝6分。引き分けが多いマッチアップだが、下位から抜け出すためには、ライバルに勝ち点を与えてはいけない。
甲府はけがのウイルソンに代えてドゥドゥを今季初めて先発で起用し、堀米と2トップを組ませた。一方の新潟は12日のルヴァンカップ第2節・広島戦で評価を高めた選手をリーグ戦でも先発起用。リーグ戦ここまで全試合で先発してきた主将の大野をベンチに下げ、ソン・ジュフンをCBで起用。ロメロ・フランクもリーグ戦初先発と変化を付けて挑んだ。
序盤は新潟が攻め込む展開となり、甲府はボール処理のミスが多く挽回できない。すると、まったりした雰囲気のまま11分にCKから原にプロ初ゴールとなる先制点を献上。焦りが出た甲府はチグハグしたプレーが続くが、オリヴァー・ボザニッチがボールタッチを増やして徐々に流れを変えていく。アグレッシブなプレーと正確なボールコントロールでポゼッションの起点となり、攻め込む回数を増やすが、ドゥドゥが生きない甲府は少ない決定機をモノにできない。
新潟の1点リードで迎えた後半、甲府は52分にまたしてもCKから矢野に追加点を許す苦しい展開。流れの中でも、「(前節対戦した)川崎Fより1.5倍速い」と吉田監督が警戒していた新潟の縦の速さに翻ろうされるシーンが続いた。
試合はそのまま2-0で終了。「ホッとしています」と話したのは今季初勝利を挙げた新潟の三浦監督。新しい組み合わせに関しては「良い距離感で安定してやれていた。こんなに勝ち点3がうれしいものかと身に染みている」と評価し、喜んだ。甲府は痛い敗戦となったが、ブレずに立ち上がることが大事になる。(松尾 潤)