大宮が連敗ストップ。清水はまたホームで勝てず
開幕6連敗中の大宮は、前節・神戸戦で先発を外れたムルジャ、茨田、渡部の3人を先発起用。一方の清水は、前節・柏戦から右サイドを村田に変更し、早い段階で先制点を狙いにいく意思を明確に示した。試合が始まると、移籍後初めてアイスタのピッチに立つ大前がCKの際にブーイングにさらされるなど清水サポーターも雰囲気を作り出す。
しかし、清水の思いどおりには進まない。開始6分、大前のサイドチェンジを受けた渡部がクロスを上げると、これをニアに走り込んだ江坂が合わせて大宮が先制。ほぼ最初につかんだチャンスをアウェイチームがモノにした。清水は21分、松原の素早いクロスに対してディフェンスとディフェンスの間で受けたチョン・テセがゴールに押し込むも、オフサイドの判定。清水はこのプレーが象徴するように、相手陣内でボールを奪い、ショートカウンターなどからチャンスを作る場面もあったが、最後のタイミングが合わないまま前半を終えた。
清水がボールを支配する展開になった後半、62分にチョン・テセが倒され、ペナルティーエリアの右角でFKを獲得すると、清水は金子に代えてチアゴ・アウベスを投入。そのアウベスの直接FKはGK加藤順にセーブされたものの、87分にそのアウベスが魅せる。右サイドからクロスをゴール前に送ると、中央に走り込んだのは白崎。滑り込みながら合わせたシュートが左ポストに当たってゴールに吸い込まれた。1点を返した清水は、後半ロスタイムにもGKがはじいたところを松原が詰めるなど、勢いのまま勝利にこだわったが、逆転とはならなかった。
清水はこれでJ1ホーム13戦勝ちなし。逆に大宮は、リーグ戦の連敗を『6』で止めることに成功し、渋谷監督は「やっと引き分けまで持ってくることができた」と手ごたえを語った。(田中 芳樹)