雨に濡れたピッチの影響で序盤は互いにミスが目立ったが、徐々に攻撃の積極性を失っていくホーム山形とは対照的に、主導権を握ったのは東京V。中央でアラン・ピニェイロがポイントを作りながら、ワイドを有効に使った攻撃を展開。高木善や安在がフリーでミドルシュートを放つ場面を作り、35分にも安在のシュートをGKがはじくと、そのボールに梶川がボレーで合わせるなど、多くの決定機を作り出した。
後半早々にも、ペナルティーエリアを大きく飛び出した山形のGK児玉がクリアを空振り。入れ替わったピニェイロが無人のゴールに向かってシュートを放ったが、これもわずかに枠をそれた。
東京Vがそうした決定機を逃すうちに、先制に成功したのは山形。67分、自陣右サイドからボールをつないで阪野がゴール前にクロス。瀬沼のヘディングシュートはGK柴崎が防いだが、こぼれ球を拾った汰木が冷静に蹴り込んだ。
リードを許したあとも東京Vは3度ほど決定機を作ったが、ポストにはね返ったり、枠を外したりといずれも決め切れず。5連勝後に今季初の連敗となった。逆に山形は今季初の連勝。相手に多くの決定機を作られながらも、幸運を味方につけた。(佐藤 円)